相談員で落ち込んでいる方とお話する時には気をつけなければならない事がいろいろあります。
その中には「言ってはいけない事」があります。
今回はどんな事を言ってはいけないかをみなさんとシェアしようと思います。
3つ紹介しますね!!
今回は以下の3つをご紹介します。
①「頑張れとは言わない」
②「労力の要る気晴らしは勧めない」
③「復帰を想像させる事は言わない」
順に説明します。
①「頑張れとは言わない」
落ち込んでいる人を励ます時、つい(頑張ろう)(頑張って)と声をかけがちです。
ところが落ち込んでいる人・うつになった人は頑張ってしまった結果そうなってしまったんです。
そんな人に(頑張ろう)(頑張って)と声をかけたところで
(今までずっと頑張ってきたけどダメだった...)
(これ以上何を頑張ればいいの?)
となります。
そんな時は、
(無理しなくていいんだよ)
(まずはゆっくり休んでね)
と声をかけてあげて下さい。
追い詰められている時は脳が疲れていて良い考えが浮かびません。
ゆっくり休んで思考が回復するように促してあげてください。
②「労力の要る気晴らしは勧めない」
ついついやってしまう声がけの1つに
(気晴らしに〇〇やってみたら?)というものがあります。
カラオケ、お酒を飲みに行く、買い物、旅行....などなど。
(パーっとやればそんなもの吹き飛んでしまうよ!!)
といった具合にです。
そもそも落ち込んで気力・体力が乏しくなった人に対して、
気力・体力を使う気晴らしを勧めるのは酷な事です。
まずはゆっくり休んで心身が回復するのを待ちましょう。
③「復帰を想像させる事は言わない」
これは主にうつで休職した方にですが、ありがちな声かけに
(元気になってまた一緒に頑張ろう)的な声かけをするケースがあります。
これ絶対にやってはいけません!!
なぜか?
職場復帰は基本もとの職場に復帰するものなんです。
自分がうつになった職場に戻るのって.....みなさんどう思いますか?
あまり...いい気がしないのではないでしょうか。
(元の所にもどらなければならない...)
(みんなに迷惑をかけている...)
そんなプレッシャーがかかると休んでも気が休まりません。
結果として休んでないと同等か、更に悪化する危険性もあります。
(まずはゆっくり休んでね)
(後の事は気持ちが落ち着いたらゆっくり考えればいいからね)
もし声掛けをする機会があったらそんな風に言って、
先の事を考えずまず休む事を促してあげてください。
先の事を考えるのは、ゆっくり休んで思考が落ち着いたらです。
以上
①「頑張れとは言わない」
②「労力の要る気晴らしは勧めない」
③「復帰を想像させる事は言わない」
でした。
今回の内容は以上となります!!
参考になったら嬉しいです。
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