4月8日(水)の活動報告はフリートークの回とします。
相談業務をやっている時にどんな聴き方をしてるのですか?
という質問をいただく事が時々あるので、今回は私の場合どんな聴き方をしているかを
書いてみようと思います。
相談業務をやっていてよくある悩みの1つに「この先どうなるかが心配」と
将来の事を心配する相談があるので、今回はこのケースの場合はどう対処するかを例に挙げます。
こういう時はまず「①具体的な事に対しての不安」なのか「②漫然とした不安」なのか、
という事を私の場合はやりとりの中で確認していきます。
「①具体的な事に対しての不安」の場合は、
・本人の中に解決策がすでにあって背中を押してほしい
・いくつかある解決策の中でどれにしようか迷う心情に寄り添ってほしい
・具体的な解決策を示してほしい
などのケースがあります。
「②漫然とした不安」の場合は、
心情を聴く形で接して、
こころの中に溜まったモヤモヤを吐き出して、カタルシス(浄化効果)を得てから再度考えてみる、
というアプローチをする事が多いです。
どちらのケースもそうなのですが、「本人が望まない限りアドバイスはしない」
という事をこころがけています。
どういう事かと言うと....
相談業務なので問題解決も目的の1つですが、
アドバイスをする時には「タイミング」がとても大きな要素になります。
それは「相手がアドバイスを求めているタイミングでアドバイスをする」という事です。
私の過去の失敗なのですが、
「先回りして、相手が求めてないアドバイスをした事が原因で解決にならなかった」
という事が多々ありました。
相手が求めている時のアドバイスは「ありがたい助言」なのですが、
求めてない時のアドバイスは「ただの要らないお世話」でしかありません。
そのタイミングはどこか?を探した結果、
私の場合は「相手がアドバイスを求めた時にアドバイスをする」というという所に落ち着きました。
例えば
・それってどういうことなんですか?
・詳しく教えてもらえませんか?
・あなたの意見を教えてもらえませんか?
などの発言が相手からあった時にアドバイスや自分の意見を言う様にしています。
これにしてから、終った時の相手の表情や声のトーンが以前より良くなった実感があります。
最後にまとめます。
将来の不安に対しての相談にのる時は
「①具体的な不安」なのか「②漫然とした不安」なのかを見ながら
「具体案を出すのか」「心情に寄り添うか」を判断します。
またアドバイスをする時は相手からのサインがあった時にする事を心がけ、
不要なアドバイスはしない様に気をつけます。
以上です!!
根が優しい人・親切な人ほどアドバイスをしたがる傾向がありますが、
タイミングを見極めないと伝わらない事があり「自分は親切にしているのに....」と
落ち込む事につながります。
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