4月13日(月)の活動報告はフリートークの回とさせていただきます。
相談員をやっていると「相談員に向く人・向かない人ってあるんですか?」
という質問をいただく事があります。
その中から1つのケースを挙げますね。
よく「過去に辛い経験があった人が相談員をやると良い」みたいなお話がありますが、
そうであった場合、その過去の辛い経験がアダになって相談員としてうまくいかない事があります。
どういう事か?
一見すると過去に辛い体験があった方が相談員に向いている様な印象がありますが、
過去の体験が辛いものであればあるほど
「その程度の事で何を悩んでいるの...?」という事が浮かんでしまい、
相手の事に共感できなくなる、という大きな落とし穴が存在します。
結果として相手との信頼関係がうまくまとまらなくなります。
私はそれで苦労しました。
どうやって脱却するかはそれぞれあるかとは思いますが、
私の場合は「それぞれが自分の枠の中での悩み事と向き合いながらも前に進んでいる」
という事が認識できたおかげでその悩みから脱却する事ができました。
きっかけは?
と言うと「相談を通じて関わった方から教えていただいた」という事が大きかったです。
私は学歴にコンプレックスがありました。
周りは大学卒の方が多く、しかも名前の通った有名な大学を卒業されている方が多くいました。
友人・知人の関係もそれなりの地位・立場の方が多い印象を感じてしまい、
「良い大学を出た人はいいよな~...やっぱ違うわ」という事を思っていた時期がありました。
ところが相談員をやっていると有名大学を卒業したのに転落人生を過ごしている人と
話す機会があります。
お話を伺ってみると、そうであるが故に苦労する事をいろいろと教えていただきました。
また、学歴コンプレックスは高学歴の人ほど強い、という研究データもあります。
またお金持ちに対するひがみ・コンプレックスもありましたが、
持ってる人には持ってる人なりの苦労があるという事を相談業務の中で教えていただきました。
それでたどりついた結論は....「足りるを知る」
自分が持っているもの・事にいかに感謝ができるか、が大切なんだな、という事が分かりました。
話がちょっとそれましたが「過去に辛い経験をした人は相談員に向いているか?」の答えは、
向き不向きは無い、自分の特性をうまく活かせられればOK!
であると私は考えます。
ただし、その過程で「過去の自分と向き合い気づく」という事が大切になります。
見たくなかった過去の自分・忘れてしまいたい過去、としっかりと向き合い、
折り合い(和解)をつける事が重要です。
今回の報告は以上です!!
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