3月1日(月)の活動報告は、いただいた質問にお答えする回にしようと思います!
今回は「カウンセラーとしてお話しを聴く時はどの様に聴いていますか?」というご質問にお答えします。
主に小学生・中学生の生徒さんから多かった質問で、未来授業という活動で生徒さんにお話しする機会によくいただきます。
今回は概要をお伝えさせていただきます。
カウンセリングと言いますとだいたいの所要時間は60分です。
最初の5分と終わりの5分は事務的なお話し(前回までの話の確認や、次回の日取りのお話しなどです)をするので、実質的な時間は50分ぐらいです。
その中で「①事柄を伺う」→「②事柄の背景にある感情を確認する」→「③感情の背景にある価値観人生観の確認をする」という形で深堀りしていきます。
順番に解説していきます。
①事柄を伺う
まずは話のきっかけでどんな事があったか?という事で事柄を伺います。
・会社で上司と○○があった
・部活の仲間と○○があった
・家で家族と○○があった
などなど。
まずは事柄から入ります。
②事柄の背景にある感情を確認する
事柄を伺ったら次は事柄でどの様な気持ちになったかを伺います。
・会社で上司に認められて嬉しかった
・部活の仲間と言い合いになって悲しかった
・家で家族から暴言を吐かれて腹がたった
などなど。
お話ししている中で何度も同じ話が出てきたり、話している時の語気が強い時などがその方の興味関心が強い部分の目安になります。
③感情の背景にある価値観人生観の確認をする
感情の確認ができたら次はなぜその様な気持ちになったかの確認をします。
同じ事が起きても、悲しいと受け止める人もいれば、ラッキーだったと受け止める人もいて、人の価値観は千差万別です。
ですので、事柄→感情→価値観・人生観と深堀してその方の核心に迫ります。
ここで相手の方と価値観・人生観を共有する事で、自分を受け止めてもらえたという感情からのカタルシス(浄化)を受け心が癒されます。
大まかな概要はこんな感じですがいかがだったでしょうか?
他にも
・うなずき、相づちをうつ
・相手の話すペースに合わせる(ペーシングと言います)
などの要素もありますが、数をこなしていくと慣れて自然にできるようになってきます。
聞き方の初歩の部分でしたらトレーニングや講話などもできますのでお気軽にお申しつけ下さいね。
今回の活動報告は以上となります!!
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