労働環境の整備

社員が喜んで働きたくなる会社を作るためには、ハード・ソフトとメンタル面の施策が重要です。

1-1 ハード面

一例として・・・

  • 休憩室の整備を行う。
  • 社員食堂の整備を行って温かくおいしい食事を出す。

1-2 ソフト面

社員が人間として目的と希望をもって働ける会社を作る。

  • BCP 計画(社員の命を守る)
  • 社員教育の充実 (目標をもって仕事に取り組める仕組み)
  • 業務マニュアルの整備 (仕事のしやすい仕組み)

1-3 メンタルヘルス

人間関係や個人の抱えるトラブルがメンタルの不調を引き起こして、結果として会社の生産性を低下させます。これを予防するため、相談する仕組みがあると働きやすいです。

  • 個別の就労上の悩み相談
  • モラルサーベイランス (労働者のアンケート)
  • 経営者への報告書提出 (集団分析表の提出)

2 期待される効果

キャリアに対しての意識の変化

最近「新卒社員が採れない」とのお声をお聞きする機会が増えましたが、皆様の会社におかれましてはいかがでしょうか?

新卒社員を採用するために意識すべき点は多数存在しますが、今回は「キャリアの意味が変化している現状」という事をお伝えします。
かつてのキャリアは「職歴・経歴」を表していました。例を挙げれば、

「○○商事に入社→10 年勤務を続けたのち主任の辞令を受ける。」
→「主任で仕入れ部門の勤務を 5 年務めたのち、新規プロジェクト立ち上げの現場を任され、課⻑として業務を任される。」

などの様に、かつてのキャリアはその方の経歴・職歴を指しておりました。

時代は流れまして、今のキャリアは「生まれてから死ぬまで」を指します。主な要因としては平均寿命の増加が挙げられます。
平均寿命が伸びた事で、現在では「人生 100 年時代」という認識が広がり、「人生は 100 年生きるもの」という認識が定着しつつあるのが現状です。

仮に 22 歳で社会に出て、65 歳で定年だったとします。会社に勤める時間は約 40 年ほどありますが、定年後の人生も同様の時間があると言えます。

ですので、今は「どの様な会社に勤めるか?」「どの様な仕事をするのか?」という事に加えて「仕事を通じてどの様な生き方をするか?」という事が重視されるようになってきています。
そのため、若者の意識にこの様な変化があります。健康経営を通じて新卒者の獲得・離職を防ぐためにこのようなプランをご提案します!
また、健康経営のメリットとして「生産性の向上」が挙げられます。その背景に作用している心理は以下の通りです。

前提として、働く皆さまが「心身ともに健康」で、「働く意欲に満ちている状態」であるとすればベストのパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。ただその様なケースはまれで、多くの方には身体的・精神的の何かしらの問題が内在している事が多いです。

心身の健康が不十分で、出社はしているけど満足にパフォーマンスが発揮できない...この様な場合を「プレゼンティズム」と言います。実はこのプレゼンティズムが大きな経済的損失になっている現状があります。
従業員の心身の健康が損なわれる事で被る損害には、以下の様な例があります。

●労働意欲低下による生産性の低下
●社内の雰囲気が悪くなる事で離職者が増える
●仕事に集中できないために起こるミス(取引先との信用低下、労働災害の発生などのリスク)
まとめますが、健康経営には中小企業が抱える多くの悩み・問題を解消できる可能性があります。

●優秀な人材の確保
●生産性の向上
●企業価値、企業イメージの向上

その様な経緯を含めて「行くのが楽しい会社」を目指し企業の活性化につなげてみませんか?